寿都町の風力発電 秋の景色

こんばんは。
寿都町の小西正尚です。
朝晩すっかり冷え込んで、冬も目前ですね。
寿都が雪景色になる前に、先日撮影した寿都町の風車をご紹介します。

風の町「寿都」

寿都町は別名「風の町」と呼ばれている通り、大変風の強い地域です。
平均風速6mを超える日が、1年の半分以上あるそうです。
特に「だし風」呼ばれる局地的な強い風が、4月下旬から10月頃にかけて吹くことで有名です。
南東または南南東から吹くだし風は、古くから漁師たちを困らせてきました。
1952年4月15日には、瞬間最大風速48.8mという記録が残っています。
この強い風を何か活かせないか、ということでスタートしたのが風力発電でした。

寿都町の風力発電の概要

今では様々な自治体で見られるようになった、この風車。
第1号が設置されたのは1989年。
実は、自治体として風力発電施設を設置したのは、全国でも寿都町が初めてだったのです。
2000年代に一時休止したものの、その後再び復活。
現在では合計11基の風車が、寿都のだし風を受けて毎日回っています。

小西正尚が撮影。寿都町の海岸に並ぶ風車。寿都のだし風を受けて回転している姿を間近で見ることができる。
小西正尚撮影 寿都町の風力発電の風車
小西正尚が撮影した寿都町の風力発電施設。11基の風車が並んでいる。
小西正尚撮影 11基の風車が並ぶ景色

寿都では、大きな風車を間近で見ることができます。
迫力のある光景は圧巻です。

小西正尚撮影 歌棄側から見ると、海面に風車が映って見える
小西正尚が撮影した寿都町の風車の写真。美しく紅葉した山を背景に、大きな風車が立ち並ぶ。
小西正尚撮影 紅葉した山を背景に回る風車

こちらの北海道新聞の動画では、風車の様子を上空から見ることができます。
2015年夏の映像です。