こんにちは。小西正尚です。
前回は「せめて歌棄礒谷まで・・」という一節が登場する江差追分についてご紹介しました。
この記事では同じく寿都が登場する唄、『磯浜盆唄』をご紹介します。
磯浜盆唄の歴史
『磯浜盆唄(いそはまぼんうた)』とは北海道民謡のひとつで、「盆唄」という名前の通り、盆踊りのための唄です。
もともとは東北地方から開拓民達によって北海道に伝わったと言われております。
寿都から磯谷だけでなく広い地域で歌い継がれてきた唄です。
昭和40年代に磯谷出身の歌手である松本津和子氏が、自身が幼少の頃に歌っていた記憶から、この唄をテレビ放送で発表したと言われています。
多くの北海道民謡を歌っている佐々木元晴さんも『磯浜盆唄』を歌っていますね。
磯浜盆唄の歌詞
『磯浜盆唄』の中から寿都が登場する部分をご紹介します。
ホレサヨーホエ
北海道民謡『磯浜盆唄』歌詞より
磯谷よいとこ一度はおいで
海が呼んでる招いているとは
ヤーレンコレワイノセー
ホレサヨーホエ
寿都岬(すっつみさき)に灯台あれど
恋の闇路は照らしゃせぬとは
ヤーレンコレワイノセー
こちらは2017年に寿都町総合文化祭で、民謡愛好会のみなさんによる唄と踊りです。
寿都に関わる貴重な歴史的文化を、これからも若い世代の方々に受け継いでいっていただきたいと思っています。
小西正尚
Konishi Masanao