こんばんは、寿都町の小西正尚です。
3月になりましたが、まだ寒い日が続きます。
毎年冬になるとインフルエンザなど様々な感染症が流行しますが、病気に負けない体づくりのために、基礎体力や免疫力を高めておくことが大切です。
本日は「紅藻(こうそう)」の効能をご紹介いたします。
「ウタスツノリ」という紅藻
寿都町の地名である歌棄の名前がついた海藻があることをご存知でしょうか?
その名も「ウタスツノリ」といいます。
和名:ウタスツノリ
学名:yropia kinositae (ピロピア キノシタエ)
所属:紅藻 ウシケノリ科 アマノリ属
引用:一般社団法人海苔増殖振興会より(https://www.nori.or.jp/guide/guide_014.html?fbclid=IwAR0GdcACWosnr1LE_0GSKGdjsZxZCl7donjAUEVQrVaBZ8mqyIbW9qYB1xo)
寿都町では通称「沖ノリ」と呼ばれています。
春先になると伸びた海苔が波で海底の岩から剥がれて、浜辺に沢山打ち寄せて来ました。
それを多くの人が渚で長い針金で拾ってました。
昔は春になると見られる普通の光景でしたが、今ではほとんど打ち寄せなくなりました。
ウタスツノリは寿都湾沿岸だけでみられるわけではない海苔のようですが、なぜ「ウタスツノリ」という名前になったのか、実は私も知りません。
3月某日ウタスツノリがないかと磯を探してみましたが、見つけることはできませんでした。
海岸にはマツモとギンナンソウがたくさん生えていました。
どちらも味噌汁などにすると美味です。
紅藻に含まれるグリフィスシンの効能
紅藻とはその名の通り、赤い色をした藻類のことです。
ウタスツノリをはじめとする紅藻、岩ノリ、フノリ、トコロテンの材料であるテングサ等には「グリフィスシン」という成分が含まれています。
グリフィスシンの効能については、特にアメリカでは研究が進んでいるようです。
昔ながらの健康的な食生活を
海に囲まれた日本では海藻は珍しくない食材ですが、世界的にもその効能が着目されています。
昔の人たちは、そのような成分を研究したわけでもなく、季節や体調に合わせて様々な食材を食生活に取り入れてきました。
昔ながらの「●●には○○が効く」というような一見迷信のようなものが、現代科学で実証されている例もたくさんあります。
皆さんも病気の流行に左右されず、日頃から健康的な食生活を心がけて病気に負けない強い体づくりを目指しましょう。
本日もブログを読んでいただきありがとうございます。
小西正尚
Konishi Masanao